ホーム > 研究成果 > 評価書 > カーボンナノチューブの安全性試験手順書と作業環境計測手引き

カーボンナノチューブの安全性試験手順書と作業環境計測手引き

グループ 高エネルギー物質研究グループ

安全科学研究部門では、技術研究組合単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)に参画し、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)からの委託研究「低炭素化社会を実現する革新的カーボンナノチューブ複合材料開発プロジェクト」(P10024)において、カーボンナノチューブ(CNT)の自主安全管理のための技術開発を進めてきました。

このたび、CNTを取り扱う事業者などが、安全性試験や作業環境計測を行う際の参考として、下記の二つの文書を作成・公開しました。自主安全管理の参考としてご活用いただければ幸いです。(プレスリリースはこちら)

CNTの安全性試験のための試料調製と計測、および細胞を用いたインビトロ試験の手順

CNTの安全性試験のための試料調製と計測、および細胞を用いたインビトロ試験に関する手順を「安全性試験手順書」としてとりま

とめました。本手順書は、(1) CNTを安定に分散させる調製方法、(2) 適切な計測技術によるCNTの特性評価(粒子径や濃度など)、(3) 吸入暴露による呼吸器への健康影響を想定した細胞を用いたインビトロ試験から構成されています。また事業者が利用しやすいように具体的な実施例が付属しています。なお、本手順書に準拠して得られた試験結果は、各事業者が対象とするCNTの呼吸器への影響を評価するものであり、安全性全てを保証するものではありません。

p1図 簡易で迅速なCNTの安全性評価 手順署 図 簡易で迅速なCNTの安全性評価 分散調製、特性評価、細胞を用いたインビトロ試験をセットとする。

p2

(クリックしてダウンロード)

CNTの作業環境計測の手引き

作業場等で飛散した気中CNTの計測方法やその事例を「作業環境計測手引き」としてとりまとめました。気中CNTの計測方法として、(1) エアロゾル計測器、(2) 炭素分析等による定量分析、(3) 電子顕微鏡観察について、それぞれ方法の詳細ならびに長所・短所および有用性をまとめています。また、参考として、具体的な計測事例を示しています。

p3

図 作業環境における気中CNTの現実的な計測方法例 手引書 図 作業環境における気中CNTの現実的な計測方法例

p2(クリックしてダウンロード)

内容等に関する問い合わせ先:tasc3-ml@aist.go.jp (@を小文字に変えてください)

前NEDOプロジェクト「ナノ粒子特性評価手法の研究開発」(P06041)によるナノ材料リスク評価の成果(評価書、手順書、ガイドライン等)はこちら