持続可能で、安心・安全な社会実現に向けた評価研究の推進

独立行政法人産業技術総合研究所 安全科学研究部門

中西準子 研究紹介

今の時点で熱中していること

ナノ材料のリスク評価とリスク管理。新しい材料で、しかも、化学的な特性ではなく、物理的な特性(形やサイズ)で有害性が変わるのではないかという課題が面白くて、これに熱中しています。そして、評価をするだけでなく、こういう場合の管理の考え方、方法論を提起したいと、それを狙っているのです。
一番昨年10月に、「ナノ材料リスク評価書策定の考え方」を出しました。そこに、考え方の一部を書いています。

雑感

また、今年の1月に「食のリスク学」(日本評論社)から出しました。これは、毎週書いているブログ「雑感」の内容から抜き出されたものです。雑感は、個人のブログですが、自分の気持ちとしては、仕事という位置づけです。研究所から資金を出してもらっている仕事ではないし、そこでauthorizeされているわけではない。しかし、自分では大事な仕事と思って書いています。リスク評価という方法が、普遍的なものだというのを示したいと思って、身近な問題を取りあげて、リスク評価をすることで、ことの本質が見えてくる、そういうプロセスを知ってもらうためです。もう一つ、マスコミに頼らずに、自分の考えを、知ってもらうためです。
今年になって、医療問題に傾斜しています。別に、医療問題を中心に据えようとしているのではないのですが、医療問題にも同じリスク評価の考え方が使えることを示したいのと、今後、医療への資源配分が大きな社会問題になると感じているからです。