持続可能で、安心・安全な社会実現に向けた評価研究の推進

独立行政法人産業技術総合研究所 安全科学研究部門

 堀口 文男 (研究員)

自己紹介

堀口 文男 fumio-horiguchi 工業技術院公害資源研究所に入所以来三十年以上にわたり、沿岸海洋(特に、閉鎖性内湾)の水質汚濁防止に関わる研究に従事してきました。これまでに、沿岸における観測機器の開発、観測手法の開発、海域での物質動態解明の研究を行ってきました。 さらに、3次元流動モデルや沿岸生態系モデル等の数値モデルの開発を行ってきました。
2001年から、工業技術院から(独)産業技術総合研究所に改編され、化学物質リスク管理研究センターに配属となりました。これまでの海洋のモデリング技術を活かし、海洋における化学物質のリスク評価研究を新たに始めました。
化学物質リスク管理研究センターの7年間の研究業務が終了し、2008年4月1日より、安全科学研究分門に配属となりました。センターでは『詳細リスク評価書シリーズ 8 トリブチルスズ』、『詳細リスク評価書シリーズ10 銅ピリチオン』を発刊しました。また、パソコンで簡単に運用できる沿岸生態リスク評価モデルプログラムを開発し、現在無償頒布を行っています。研究結果の一部をhttp://staff.aist.go.jp/crm-horiguchi/にてアニメーションにしてご紹介しています。
今後も沿岸海洋の環境保全・保護に関わる研究を進めて行きたいと考えております。 また、これらの研究が沿岸の自然破壊防止や環境行政等に役立てば幸いと存じます。

研究概要

1. 沿岸域の流動モデル解析
2. 沿岸域の水質モデル解析
3. 沿岸域の生態系モデル解析
4. オイルスピルの運命予測モデル解析
5. 海域における有害化学物質運命予測モデル解析

主要研究業績

  • 堀口文男、中田喜三郎、1995:東京湾の水質のモデル解析、海洋理工学会誌、 Vol. 1, No. 1, pp. 71-92.
  • 中田喜三郎、堀口文男、米澤義尭、1996:化学物質の環境濃度予測に関する数値モデル、資源と環境、Vol. 5, No. 1, pp. 19-26.
  • 堀口文男、中田喜三郎、Pill-Yong Lee、Woo-Jeung Choi、Cha-Kyum Kim、寺澤智彦、1998:生態系モデルの鎮海湾への適用、海洋理工学会誌、Vol. 4, No. 1, pp. 81-94.
  • 堀口文男、中田喜三郎、西田壽夫、1998:サイズベース生態系モデルの開発と東京湾への適用、海洋理工学会誌、Vol. 4, No. 1, pp. 81-94.
  • 堀口文男、山本譲司、中根 徹、1999:東京湾における物理場の実時間変動の数値モデル解析、資源と環境、Vol. 8, No. 5, pp. 67-74.
  • S. Sugioka, T. Kojima, K. Nakata, F. Horiguchi 1999: A numerical simulation of an oil spill in Tokyo Bay., Spill Science and Technology Bulletin, Vol. 5, Issue 1, pp.51-61.
  • 堀口文男、寺澤智彦、2000:低次生態系モデルによる別府湾の水質解析、資源と環境、Vol. 9, No. 2, pp. 59-72.
  • K. Nakata, F. Horiguchi, M. Yamamuro 2000: Model Study of Lakes  Shinji and Nakaumi -A Coupled Coastal Lagoon System., Journal of Marine Systems, Vol. 26, No. 2, pp.145-169.
  • F. Horiguchi, J. Yamamoto, K. Nakata 2001: A Numerical Simulation of the Seasonal Cycle of Temperature, Salinity, and Velocity Fields in Tokyo Bay., Marine Pollution Bulletin, Vol. 43, Issue7-12, pp. 145-153.

堀口文男: 詳細業績リスト

 

その他

海洋理工学会
日本海洋開発産業協会環境技術委員
NEDO海域環境に係わるピアレビューアー