持続可能で、安心・安全な社会実現に向けた評価研究の推進

独立行政法人産業技術総合研究所 安全科学研究部門

本田 智則 (研究員)

自己紹介

本田智則 tomonori-honda

持続可能な社会実現に向けた金融の役割について研究をしています。特に、金融商品の環境パフォーマンスを定量的に評価し、市場原理に基づきながら環境負荷を削減できるような金融商品の開発を目指し、その基礎的な研究を行っています。環境と金融というと不思議に思われる方も多いかもしれませんが、国連環境計画などでは重要な課題として取り上げられています。環境問題への対応というと新材料・新製品等の開発が重要ですが、これらの開発には「資本」が必要です。すなわち、投資や融資、そして株主の同意といった金融の果たす役割は非常に大きなものと考えています。 しかし、環境と金融という分野では定量的な評価がほとんど行われてきていませんでした。そこで、私たちの部門で行っているライフサイクルの視点に立って、環境と金融の融合を目指した研究を進めています。将来的には、既存の金融市場を根底から変えるような仕組み作りを目指しています。

研究概要

  • 金融商品の環境パフォーマンス定量評価に関する研究
  • 環境投資指標の開発と指標の活用を促進するための制度設計
  • 資本サプライチェーンに基づく温室効果ガス排出量の算定
  • 環境経営評価手法の開発

 

略歴

  • 2005年3月   東京大学工学系研究科博士課程修了 博士(工学)
  • 2005年4月-  産業技術総合研究所LCA研究センター 博士研究員
  • 2005年10月-  産業技術総合研究所LCA研究センター 研究員
  • 2008年4月-  産業技術総合研究所安全科学研究部門 研究員

 

研究業績

  •  本田智則, 田原聖隆, AHPを用いた社会影響評価における保護対象の設定, 環境情報科学, pp.327-332
  • Hong X. Nguyen, Tomonori Honda, Ryoichi Yamamoto (2006) Quantitative evaluation of recyclability of materials for material selection, Advances in Ecomaterials (International Conference on Materials for Advanced Technologies 2005) pp.615-619. 
  • T. Honda, H.X. Nguyen, R. Yamamoto (2004) Effect of environmental information on material selection, Transactions of the Materials Research Society of Japan, 29(5): 2129-2131.