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日本エネルギー学会 進歩賞(学術部門)

  • 2013年02月26日受賞

メンバー

受賞理由

「ライフサイクルインベントリデータベースの構築」

同氏は、インベントリデータベースIDEA(Inventory Database for Environmental Analysis) を構築することで、エネルギー分野をはじめ、多くの分野のLCA 研究、評価研究に貢献している。構築されたデータベースは、積み上げ方式を用いた我が国では屈指のデータベースで、国際的にも最大規模のものである。現在、IDEA は産業環境管理協会から販売されているMiLCA(Multiple Interface Life Cycle Assessment) に搭載されており、多くのユーザーが利用している。開発したIDEA では、農林水産業、鉱業、建築・土木などの非製造業、飲食料品、繊維、化学工業、窯業・建材、金属、機械などの製造業、電力・都市ガス、上下水道、廃棄物処理などほぼ全ての産業分野を対象としている。データは階層構造を有したIDEA 分類表に従い、総数約1700 項目の上記産業に該当するすべてのデータを主に統計を基に作成している。また、必要性の高いデータについては従来通りプロセスデータを収集して、細分類の下に詳細分類データとしてIDEA に格納している。現在、データ数は3,000 データを超えている。これらの特長が高く評価され、2009 年より経産省が施行したカーボンフットプリント制度の共通原単位として採用された。このことは、IDEA が評価研究のツールとしてだけではなく、我が国の環境・エネルギー行政にも多大な貢献を成したことを示している。以上、同氏の業績は、エネルギー分野において非常に価値あるものであり、本会の進歩賞(学術部門)に強く推薦する。