日時 |
2019年1月22日 00:00
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場所 | 産総研 臨海副都心センター |
報告
平成30年度安全科学研究部門講演会開催報告
はじめに
平成31年1月22日(火)に、産総研臨海副都心センターにて部門講演会「平成30年度 産総研 エネルギー・環境シンポジウムシリーズ 安全科学研究部門講演会『社会ニーズに応える安全科学研究』」を開催しました。2部構成の前半は開会挨拶等の後に、弊部門の研究員による講演及び連携制度の紹介がなされ、コーヒーブレークをはさみ、後半は1時間のパネルディスカッションとポスター展示等で皆様に当部門の研究成果を紹介するとともに意見交換をさせて頂きました。
講演会
オープニングは小林哲彦理事(エネルギー・環境領域長)による開会挨拶で、皆様へのお礼とともに、エネルギーと環境・安全研究が共存する領域の特徴、安全科学の役割を説明申し上げました。安全科学研究部門長の緒方雄二は、当部門の歴史と現在の構成ならびにこれまでの部門講演会について紹介しました。原田房枝様(ライオン株式会社CSV推進部環境戦略室長)によるご来賓挨拶では、当部門のリスクトレードオフなどの研究経緯、さらにはリスク評価結果の社会実装研究等への今後期待などが述べられました。原田様、ありがとうございました。
講演は、若林邦彦(爆発安全研究グループ)による「野外爆発実験と法令改正への貢献」、本田智則(社会とLCA 研究グループ)による「全上場企業温室効果ガス排出データベースの開発 ~パリ協定批准に伴う企業の潜在的環境リスクの定量化に向けて~」、梶原 秀夫(環境暴露モデリンググループ)による「セルロースナノファイバーの応用開発を支援する安全性評価手法開発」、田原 聖隆(IDEA ラボ)による「IDEA で新技術、新材料を環境評価 – 全製品を網羅したインベントリデータベースで環境評価-」で構成され、活発な質疑が行われました。続いて、内藤茂樹(エネルギー・環境領域研究戦略部)からは産総研連携制度の内容と現状を紹介させて頂きました。
パネルディスカッション&展示会
20分のコーヒーブレークを挟んでパネルディスカッション&展示会を行いました。これは当部門講演会では初の試みで、パネラーとして原田房枝様、谷口武俊様(東京大学政策ビジョン研究センター 教授)、徳増伸二様(経済産業省 製造産業局化学物質管理課 課長)をお招きし、弊所理事の小林も参加して、当部門副研究部門長 玄地裕がモデレータを務めて進行しました。我々の研究に価値を与えるものは何か?について時間軸を定め(~2025年まで、2030年、2050年~)議論して頂き、当部門の今後の活動方針の参考になる情報が得られました。予定時間を少し超過したため、ポスター展示の時間が短縮されたことは反省点であり、来場いただいた参加者の皆様にお詫びいたします。
おわりに
今回で4回目を数える部門講演会に120名の方にご来場頂きました。大変寒く、かつ年度末の多忙な時期にも関わらず、足をお運び頂きました皆様に感謝いたします。今後も講演会を開催し、皆様からのご意見を頂きますとともに、連携のスタートの場になればと考えています。
参加申込:ホームページの参加フォームよりお申し込みください
申込締切: 平成31年1月18日(金)※申込の受付は終了しております。
[お願いとご注意]
- ・当日はお名刺をもって名札とさせていただきます。お名刺をご持参ください。
・アンケートにご協力ください。パネルディスカッションでは、今後5年~10年程度を想定したときの安全科学研究部門の研究の方向性について議論する予定です。以下のサイトにてアンケートを実施しておりますので、是非ご協力ください。
https://riss.wufoo.eu/forms/zdrghk511dkb2i/
- 最寄駅
- ゆりかもめ「テレコムセンター」駅 徒歩3 分
りんかい線「東京テレポート」駅 徒歩15 分 - 連絡先
- 産総研安全科学研究部門 講演会事務局
E-mail: riss-info-ml@aist.go.jp