ホーム > 部門紹介 > グループ紹介 > エネルギーシステム戦略グループ

エネルギーシステム戦略グループ

グループ長 近藤 康彦

メンバー

エネルギーシステム戦略グループは、安定供給、経済効率、環境適合、安全性(3E+S)という4つの評価軸から見て最適なエネルギーシステムはどうあるべきか、という問題にエネルギー技術評価というアプローチで取り組んでいます。主要な研究テーマは、エネルギー経済モデルを用いた長期的エネルギーシナリオの分析、効率的な省エネルギーの促進に関する研究、新技術による社会へのインパクトに関する研究、などです。

研究課題

(1) エネルギーシステム分析

 日本のエネルギーシステムを対象とするMARKALモデルを初めとし、アジアや世界を対象とする各種のモデルを開発して、代表的な将来シナリオの検証と技術の有効性評価を行っています。
 国内領域では、水素等のエネルギーキャリアと革新的エネルギー技術を導入することによる我が国の中長期的なエネルギー需給構造や二酸化炭素排出量に対する効果を分析評価しています。
 グローバル領域では、世界全体のエネルギー・鉱物資源、食料・バイオマス、環境影響、経済成長を織り込んだシミュレーションツールを用いて、2℃目標達成のための資源需給とエネルギー技術特にバイオマスと炭素回収貯留(BECCS)の役割や、様々な資源代替を考慮した、持続可能性指標の将来的な動態に関する定量的推計方法の開発に取り組んでいます。

(2) 省エネルギーの分析と評価

 業務部門の省エネルギーを強化するためには、エネルギー消費と温室効果ガス排出の実態を把握するとともに、データの分析により対策技術の効果を評価して的確にフィードバックするための管理手法が必要です。現在、大学や地方自治体と協力して、業種別の建物におけるエネルギー消費を用途別に細分化し、それぞれの建物ごとにエネルギー消費を管理する手法を開発しています。また、対策技術の効率や適用可能性、費用、効果などで重み付けした優先順位評価手法の開発を行っています。

(3) 将来技術のコスト・環境負荷削減効果の評価

 研究開発段階の将来技術が、大規模設備を用いて実用化されたときのコストや環境負荷を、ライフサイクルアセスメント(LCA)を用いて評価し、既存技術からの代替によるコスト・環境負荷削減効果を推計するための手法を開発しています。これまで我々は、国内外の様々な機関から依頼を受けて、多様な技術のケーススタディを積み重ねており、本手法に必要な分析ツール、データベースを構築しています。本手法により、将来技術のポテンシャルを様々な視点から定量的に評価できるとともに、将来技術が大規模実用化されたときの技術課題を「見える化」し、プロセスや製品のデザインを、研究開発段階において最適化することが可能になります。本手法を用いて、国内外の様々な機関における研究開発効率・投資効率向上に向けた支援をしています。

(4) 住宅地エネルギーマネージメントシステムの研究

 国際標準開発のための燃料電池遠隔制御実証に取り組んでいます。

連絡先

〒305-8565 茨城県つくば市東1-1-1中央第5