グループ長 | 本下 晶晴 |
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メンバー
持続可能な社会の実現に向けて、様々な製品・サービスや社会システムの持続可能性を判断するための評価技術や、持続可能なシステムを設計するためのシステム分析技術が重要な役割を果たします。
当研究グループではこれらの技術の開発を通じて社会に貢献することを目指し、ライフサイクルアセスメント(LCA)、マテリアルフロー分析(MFA)、エネルギーシステム分析などのマクロな視点と環境影響評価、環境・社会・ガバナンス(ESG)リスク評価やエネルギー技術評価などミクロな視点での分析・評価技術の開発と、その適用を通じた技術・システムの社会実装に向けた研究を行っています。
また、持続可能性に関わる議論においては国際的な共同研究の推進が重要な役割を果たすため、ゼロエミッション国際共同研究センター 環境・社会評価研究チームと連携して研究を実施しています。
2019年の主な業績
本下晶晴 | 国際的合意形成に基づいたLCAにおける鉱物資源消費の環境影響評価モデルの開発 |
近藤康彦 | 市町村における工業部門の電力消費量推計モデルの検討 |
歌川 学 | 既存優良技術普及による国・地域の省エネ・温暖化対策順位評価 |
横井崚佑 | 金属資源の国別の一次供給源における希少性評価 |
研究課題
(1)社会システムの持続可能性分析の基盤となる評価技術の開発
様々な製品・サービスや社会システムの持続可能性を判断するためには、持続可能性を評価するための基盤技術が必要となります。その基盤となる評価技術として、環境影響評価モデルの開発、資源リスクに関わるクリティカリティ評価や個別エネルギー技術のGHGs削減効果や環境影響評価のための技術開発を行っています。
・環境・社会・ガバナンス(ESG)リスク評価技術
(担当:本下、畑山、横井、森本)
・エネルギー技術評価
(担当:歌川、森本、小澤、西尾、工藤)
(2)持続可能なシステムの実現に向けた分析・評価技術の開発
持続可能な社会を実現するためには、個別の製品や技術だけでなく、それらを組み合わせたシステムとしての分析が重要な役割を果たします。LCA、MFAやエネルギーシステム分析をベースに、GHGs排出などの削減に向けたエネルギーシステムの在り方や、資源循環の促進のための資源利用システム・資源戦略の検討、サプライチェーンにおける資源リスク分析のためのツール開発など、様々な技術・システムの社会実装や改善に向けた分析のためのデータベースや手法の開発と適用研究を行っています。
・エネルギーシステム分析
(担当:近藤、歌川、森本、本田、小澤、西尾、工藤)