東野 晴行 Haruyuki Higashino

自己紹介

大気環境解析が専門で、環境中濃度を推定するための数値シミュレーションモデルの開発や、環境中への排出量推計手法の開発などを、主な研究フィールドとしています。

実は、元々は機械工学科の出身で、学部生の頃は材料力学のシミュレーションで卒論を書きました。大学院では環境工学を専攻し、都市大気汚染、酸性雨、東アジア地域の越境大気汚染等の研究課題に、排出量推計と環境動態モデリングの両面から取り組みました。

産総研の前身である旧資環研に入所してからは、化学物質のリスク評価に関する研究、その中でも特に曝露評価の分野の研究を行っています。ADMERに代表されるような大気環境のモデリングが仕事の中心ですが、近年は大気環境だけでなく、室内環境や水環境のモデルの研究にもグループのメンバーと共に取り組んでおります。また、最近は、昔取った杵柄で、全球規模の環境動態モデルの開発にも取り組み始めました。

研究を通して得られた成果は、研究論文だけでなく、ADMERのようなソフトウェアやリスク評価書等の書籍として、これまで広く社会に還元してきました。これからも、ツールや評価書のような“目に見える製品”を生み出すという明確な目標を持って研究活動を行っていきたいと考えております。

研究概要

  1. 化学物質の発生源インベントリー解析
  2. 化学物質の環境動態を表現する数値シミュレーションモデルの構築
  3. 化学物質の曝露評価手法の開発
  4. 化学物質の環境中濃度や曝露評価に対応した管理手法の研究
  5. 東アジア地域における大気環境問題(特に酸性化物質の発生源解析と長距離輸送)
  6. 大気汚染現象のフィールド観測と統計的解析
  7. 大気汚染予測モデルの開発および適用

(発生源モデル,酸性雨・霧モデル,光化学大気汚染モデル,複雑地形モデルなど)
詳しくは, http://staff.aist.go.jp/haru.higashino/intro-j.htm に記載。

研究業績

  • 東野晴行,北林興二,井上和也,三田和哲,米澤義堯 「曝露・リスク評価大気拡散モデル(ADMER)の開発」
  • 大気環境学会誌,38(2) 100~115 (2003)
  • H.Higashino, K.Yoshida, Y.Yonezawa and H.Sanjo “Modeling Approach to Estimate Concentrations of Polychlorinated Dienzo-p-dioxines and Polychlorinated Dibenzofurans in Air and Soil in the Kanto Area of Japan”
  • SETAC Europe 12th Annual Meeting, Society of Environmental Toxicology and Chemistry, May 2002, Vienna, Austria
  • H.Higashino, K.Kitabayashi, K.Mita, K.Inoue, Y.Yonezawa and J.Nakanishi “Development of an Atmospheric Dispersion Model for Exposure and Risk Assessment (AIST-ADMER)”
  • SETAC North America 23rd Annual Meeting, Society of Environmental Toxicology and Chemistry, Nov 2002, Salt Lake City, Utah, U.S.A.
  • H.Higashino, K.Kitabayashi, K.Mita, K.Inoue, Y.Yonezawa and J.Nakanishi, “Development and Verification of the Atmospheric Dispersion Model for Exposure and Risk Assessment – ADMER”
  • ASAAQ 2003, Mar. 2003, Tsukuba, Japan
  • 東野晴行 「続 身近な地球環境問題 -酸性雨を考える-(共著)」,コロナ社 (2002)
  • 第3章 中国における酸性雨問題 -研究の現状とその課題点
  • 東アジア地域における大気汚染物質の排出と輸送,141~152
  • 東野晴行 「 環境リスクマネジメントハンドブック (共著)」,朝倉書店 (2003)
  • 第2章 曝露を見つける – 排出量の推計 -,67~77

詳しくは, http://staff.aist.go.jp/haru.higashino/thlist-j.htm に記載

部門別戦略課題

発表資料

受賞

イベント

コラム

年報