井上 和也 Kazuya Inoue

自己紹介

大気中反応(2次生成)も考慮できるモデルの開発、および、それを用いた光化学オゾン等2次生成物質も考慮した化学物質リスクの評価(予測)を行っています。最近の研究課題としては、バイオ燃料導入に伴うヒト健康リスクの評価、地球温暖化に寄与しない新規冷媒として注目されているHFO-1234yfの使用による諸物質の濃度、沈着量への影響評価、工業用洗浄剤の代替に伴うヒト健康リスクの評価などがあげられます。いずれの研究でも、2次生成物質によるリスクが相対的に重要であることを示唆する結果が得られています。大気環境の研究は大学院生のときからずっと続けてきましたが、リスク評価に関わる現在の職場に来てからは自分が行う仕事により大きなやりがいを持てるようになりました。自分たちの開発したモデルを用いてリスク評価を行い、その結果に基づき、社会に対し、限りある資金を本当に必要な政策に割り当てるよう促すことで、間接的に人の命を救うことができるということを教わったためです。人の命を救うことができるのは何も医者に与えられた特権ではないのです。こんなに素晴らしい仕事なので、続けられるかぎり、本気になって自分をぶつけてみたいと思います。

研究概要

  1. ジクロロメタンのリスク評価、
  2. 数値シミュレーションによる大気拡散解析

研究業績

  • Development of the model to estimate distribution of long-term mean concentration of atmospheric pollutants, Kazuya Inoue, Haruyuki Higashino, Satoshi Matsuda and Yukoh Ikeda, Proceedings of 6th International Joint Seminar on the Regional Deposition Processes in the Atmosphere, pp.36-45 (2000).
  • The influence of fog on the behavior of atmospheric pollutants -the analysis with numerical simulations-, Kazuya Inoue, Ryusuke Yasuda and Yukoh Ikeda, Proceedings of 7th International Joint Seminar on the Regional Deposition Processes in the Atmosphere, pp.107-114 (2001).
  • 霧が大気汚染物質の挙動に与える影響についての数値シミュレーションによる解析, 井上 和也, 安田 龍介, 池田 有光, 大気環境学会誌 (2002)

部門別戦略課題

発表資料

受賞

イベント

年報