岡田 賢 Ken Okada

自己紹介

学部は金属工学、修士、博士と原子核工学を専攻しました。博士論文の当初のテーマはスズの同位体分離に関する研究でした。成果が出ず行き詰まっていた所、放射性廃棄物の発火・爆発事故の原因究明を裏テーマで行うように指導教官のアドバイスがありました。そこで、手探りで始めたところどんどんのめり込んでしまい、博士2年で裏テーマをメインテーマに鞍替えし、発火・爆発事故の原因究明で博士を取得することが出来ました。これを本職にと決め、火薬類の安全研究を国内で唯一行っている工業技術院物質研(産総研)に就職氷河期ながら運良く入所することができました。入所後の夏に愛知県で7.7tの無煙火薬の爆発事故が発生し、原因究明の一環として威力評価の研究に従事する機会を得ました。その後、レーザー衝撃波研究などの基礎研究も行いました。近年、爆発事故の原因究明および防止に関する研究の依頼が次々と舞い込んできています。がん具煙火解体時の爆発事故、煙火玉の破片落下事故、イオン交換樹脂の爆発事故、三塩化窒素の爆発事故、アルキルアルミの爆発事故、ポリウレタンの爆発事故、シアン化合物の分解時の爆発性評価、THF過酸化物の爆発事故、NaK過酸化物の発火爆発事故、アジ化水素の爆発危険性評価、等々です。事故原因が明らかに分かっていても、再現実験は難しく職人的な感性が必要です。爆発のメカニズム、爆発が起こる条件などを実験的に明らかにし、化学プラントが安全に操業が行えるような研究を行っています。

 

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