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吉田 喜久雄 Kikuo Yoshida

自己紹介

早いもので,産総研の前身の旧資源環境技術総合研究所に就職してから10年が経過しました。化学物質の環境動態や体内動態を推定するマルチメディアモデリングの研究を30年以上行っていますが,つくばに来てからは,主にモデリングをベースにしたヒト健康リスク評価の予測に軸足を置いています。ここ3年は,NEDOの「化学物質の最適管理をめざすリスクトレードオフ解析手法の開発」プロジェクトのプロジェクトリーダーとしての仕事が多くなっていますが,媒体間移行モデルや暴露モデルの開発も行っています。動態モデル開発を始めた頃は,「そういう研究は役に立たない」とか,「占いの先生」(当初は,運命予測モデルと呼ばれていた関係で)とか言われましたが,時代が後から追いついてきまし た。ひょんなことから始めたマルチメディアモデリングの研究ですが,これのお陰で,日本リスク研究学会賞等をいただいたり,リスク評価・管理の第一線で働かせてもらっているわけで,こうして振り返って見ると,自分の運命予測なんて,とてもとても。今後も,成果を社会に還元できることを目標に,地道に新たな課題に取り組んでいきたいと思います。

研究概要

  1. 最少データセットによるヒト健康リスクスクリーニング手法の開発
  2. GISベースの暴露及びリスク詳細化手法の開発
  3. クロム,キシレン,鉛のヒト健康リスク評価と管理に関する研究a

研究業績

  • Yoshida, K., Nakanishi, J. (2003): Estimation of dioxin risk to Japanese from the past to the future. Chemosphere, 53: 427-436.
  • Maruyama, W., Yoshida, K., Tanaka, T. and Nakanishi, J. (2003): Simulation of dioxin accumulation in human tissues and analysis of reproductive risk. Chemosphere, 53: 301-313.
  • Maruyama, W., Yoshida, K., Aoki, Y. (2004): Dioxin health risk to infants using simulated tissue concentration. Environ. Toxicol. Pharmacol., 18:21-37.
  • Itoh, H., Yoshida, K., Masunaga, S. (2005): Evaluation of the effect of governmental control of human exposure to two phthalates in Japan using a urinary biomaker approach. Int. J. Hyg. Environ. Health, 208: 237-245.
  • 手口直美・神子尚子・吉田喜久雄 (2005): フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)のヒト健康リスクの評価. 環境科学会誌, 18: 印刷中
  • 神子尚子・小山田花子・吉田喜久雄 (2005): フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)の環境排出源からヒトに至る暴露経路の解析. 環境科学会誌, 18: 印刷中
  • 小山田花子・手口直美・内藤航・吉田喜久雄 (2005): 軟質塩ビ製品使用段階からのフタル酸ジ(2-エチルヘキシル)の大気排出量推定. 環境科学会誌, 18: 印刷中
  • 吉田喜久雄 化学便覧,応用化学編第6版 (共著),9.3.5節 有害化学物質,丸善 (2003)
  • 吉田喜久雄 地球環境調査計測事典,第2巻 陸水編?(共著),第10編 環境リスクアセスメント 第4章 化学物質のモニタリング・調査手法及びモデル化,フジ・テクノシステム (2003)
  • 吉田喜久雄 環境リスクマネジメントハンドブック (共著),第4章 暴露を見積もる - 環境中濃度に基づく暴露評価 – 他,朝倉書店 (2003)
  • 吉田喜久雄 演習 環境リスクを計算する (共著),第6章 土壌中のダイオキシン類の解析,岩波書店 (2003)
  • 吉田喜久雄 化学物質リスクの評価と管理 (共著),3.5 教育用リスク評価ツール(Risk Learning),丸善 (2005)
  • 吉田喜久雄 詳細リスク評価書シリーズ1 フタル酸エステル-DEHP- (共著),丸善 (2005)

その他

経済産業省 化学物質審議会 臨時委員 他

部門別戦略課題

外部予算

発表資料

受賞

イベント

年報