出雲 充生 Mitsuo Izumo

自己紹介

もとより化学が好きで、原子分子の反応過程への興味から安全科学の分野に入りました。爆発は非常に速い反応過程で、化学物質のなかには熱も光もない所から化学反応を起こすものもあります。学生時代には固体伝爆薬の数mmサイズの結晶群を対象に感度試験評価を行い、起爆現象のモデル化を試みました。
ここ産総研では、火薬庫サイズの大規模な爆発の際、建物の破片がどのように発生し飛び散るのかを予測する仕事をします。法規制もあり、現実と同じスケールで実験を行うわけにはいきません。そこで小さなモデル実験から見積もるわけですが、推定できる部分とそうでない部分とを慎重に分けて考える必要があります。
有事に備え、安全をどう確保するか。重要な仕事だと認識しています。人は安全に関して慎重になりすぎる嫌いもありますが、私は科学者として、客観的であろうとする姿勢を貫きたく思います。また、個々の事例の評価にとどまらず、安全に関わる一般的な知見が得られるよう努めます。