薄葉 州 Syuu Usuba

自己紹介

私の博士論文のテーマは電磁気のエネルギーだけで物質を高速に駆動する「レールガン」の研究であり、この研究を通して、秒速数キロメートルで物質同士が衝突する際にマイクロ秒オーダーの短時間に発生する圧力・温度状態について、理屈だけでなく感覚的に理解する能力を養いました。この経験は、その後の「爆発」をキーワードとする当所での研究や、一昨年来実施している液体ロケット燃料の爆発安全性評価の実験にも役立っています。また10年程前から、縁あって微小重力環境を利用する炭素ナノ材料合成や可燃ガスの着火特性試験にも携わってきました。これら「爆発」と「微小重力・宇宙」は一見まったく別の分野に思えますが、例えばガスの燃焼や粉じん爆発の評価に微小重力環境は有用 ですし、ロケット燃料の爆発特性評価が宇宙環境の安全利用にとって避けて通れないなど、「安全科学」の観点から両者のコラボレーションは有望であると考えています。2年前から国連TDG/GHS委員会に参加して火薬類の国際化対応にも携わるようになりましたが、この活動においても研究者としてのユニークな切り口を見出したいと考えています。

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