井原 智彦 Tomohiko Ihara

自己紹介

ライフサイクル思考に基づいて、環境問題を解決する方策の評価や提案につながるような研究をおこなっています。

現在、最も注力している課題は、都市のヒートアイランド問題を解決する方法についてです。従来(現在も?)、夏の昼間の気温を如何に下げるか、にのみ興味が持たれて研究がおこなわれてきました。しかし、対策を導入して夏の気温を下げるついでに冬の気温まで下がったらどうなるでしょうか? 暖房需要が増加して地球温暖化につながるかもしれません。対策を運用するとき、多くの電力そして多くの水を必要としたらどうなるでしょうか? 電力や水を作るのにもエネルギーを使うので地球温暖化につながるかもしれません。そもそも夏の昼間の気温を下げることが望まれているのでしょうか? 住宅地では夜の気温を下げて寝苦しさを解消することが求められているかもしれません。物事はトータルで考える必要(ライフサイクル思考)があります。都心のビル街や住宅地での気象観測(写真)、都市の気象とビルのエネルギー消費を同時に計算するシミュレーションモデル、気温が上がったときの寝苦しさを評価する調査……、さまざまなツールを駆使して、トータルで環境影響を定量化し、そして環境影響を引き下げることを目指しています。

他に、ライフサイクルで考えると私たちの生活のどこでCO2が排出されるか、クルマや建物に高反射率塗料(日射のうち赤外線のみを多く反射する塗料、クールペイントとも)を塗るとどんな環境改善効果が得られるか、目指すべき持続可能な社会って具体的にはどんな社会なのか、といった研究も手がけています。ライフサイクル思考に基づいた研究が実際に現実の社会をより良くできれば!、と考えています。

 

略歴

略歴や業績など

個人ウェブサイトにまとめてあります。以下をご覧下さい。
Web site of IHARA Tomohiko

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