頭士 泰之 Yasuyuki Zushi

自己紹介

中高生くらいの多感な時期にダイオキシンや環境ホルモンなど化学物質による汚染問題が連日のようにマスコミを賑わしていました。危険性のあるものを使うというのに、大人たちはなぜきちんとそれらを管理できないのだろう。素朴にそう思った記憶がいまだに残っています。(ちなみにダイオキシンは使う目的で製造はせず、燃焼や合成時の副生などによって意図せず生成してしまうものですが)そんなこんなで、紆余曲折あって化学物質の安全管理についての研究者となりました(なんとかなれました)。
実際に管理を考える立場になってみて、本当は人やシステムが複雑に入り組んでいるとても難しい事だったのだ、と痛感することが多いです。しかし思考停止してはいけないと隔週ペースで自分に鞭を打っています。
わたしたちは人工的に化学物質を製造して利用していかなければ、生活基盤を作れませんし、場合によっては生命も維持できません。まさに化学物質依存社会に暮らしています。
そんな中で、有害性を持った化学物質が時にわたしたちの脅威になることがありますし、生態系を侵すこともあります。足尾鉱毒、ナホトカ号事故、カネミ油症、原発事故…化学物質やそれを利用した技術とうまく付き合っていく、そのためにはどうしたらいいでしょう?
まずは、その技術利用・化学物質利用とは何を意味するのか実態を知る事、何が起こりうるのか先を予測する事、その影響の大きさを測れる事なのだと思います。
そして実際に受ける影響の大きさ(リスク)と利便性(ベネフィット)の大きさを比較して、的確な選択を続けていくしかないと思います。
道は果てしなく遠く霞んで見えますけど、まずは測るそして予測する技術を鍛えていくことで、みなさんのその歩みのお手伝いをさせて頂きます。
ちなみに、最近関心をもっていることは、化学物質の複合暴露によるリスクをどう評価していけばいいのか?ということです。これもまた難しい問題ですが、がんばって取り組んでいきます。

研究概要

  • 最先端計測手法の開発と環境モニタリングへの応用
  • GISを利用した化学物質の排出源・動態解析
  • 化学物質管理とリスク評価

研究業績

詳しくはHPに記載

外部予算

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