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石川 百合子 Yuriko Ishikawa

自己紹介

2001年に産総研に入所してから、河川流域を対象とした化学物質の濃度推定モデルの開発と化学物質のリスク評価書作成業務に携わってきました。河川モデルについては、全国109の1級水系を対象に、1kmグリッド単位の月ごとの河川水中の化学物質の濃度を計算できるようにしました。基本的には、化学物質の濃度は、排出量を河川の水量(流量)で割って求めています。下水道が整備されているところでは、排水が下水処理場に集められますので、そこで処理されきれずに残った物質が河川へ排出されることになります。河川モデルでは、下水道に関わる部分が濃度推定に大きな影響を与えますので、できるだけ実態に近い形でモデル化を行うことが望ましいのですが、簡単ではありません。しかし、モデル の改良を進めることによって、推定精度を高めることができました。今年度中には、全国1級109水系を対象としたモデルを公開できるように準備を進めています。化学物質のリスク評価書作成では、ノニルフェノールとクロロホルムという物質について、主に、発生源や排出量の調査、環境濃度の推定を行いました。研究を始めた頃は、自然環境に対する人間活動の寄与はどの程度なのかを知りたいなあと漠然と思っていたのですが、その道のりはかなり遠く、地道な研究を続けていくしかないと思っています。

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