和田 祐典 Yusuke Wada

  • 元・PD

自己紹介

学生時代は一貫してエアバッグ用ガス発生剤としての硝酸アンモニウム(硝安)の燃焼挙動と燃焼機構を扱って来ました。硝安は産業用爆薬に広く用いられ,爆轟性を有する一方で,ガス発生剤の様な通常燃焼には不向きと言われる物質で,実際「そんなモノは燃えないから無駄」とは各所で何千回も言われて来た事です。それでも私の目の前では燃えてくれますけど。要はノウハウの蓄積と諦めない事だと思います。
この分野は,「爆発現象に関する知見を獲得し,安全デバイスに注ぎ込む」話です。私は今春からPDの新米ですので,産総研入所後の実績と呼べるものはありませんが,産総研で主として関わる事になるのは,「火薬・爆薬類に関する知見を産業保安に反映し,産業現場における爆発火災事故を回避する」話になると思います。爆発安全というフィールドの中では,この両者は一見してベクトルが全く違う方向を向いている様にも思えるのですが,爆発安全に関する知見を効果的に社会へと還流させるためには,化学反応ベースの物質安全から,化学プラントにおけるプロセスシステム安全までを総合的に見通す力を養う事が重要と考えていますので,ガス発生剤や固体推進薬のようなニッチな領域における物質安全研究を一つずつこなしながら、産業保安に関する知見を深めて、将来的には両者のイノベーションに繋げられる様に企んでいます。

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