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化学物質の最適管理をめざすリスクトレードオフ解析手法の開発


平成19年〜23年,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および経済産業省受託プロジェクト(環境安心イノベーションプログラム/化学物質総合評価管理)

    化学物質管理は,有害性を基準とする規制・管理が主流でしたが,近年,世界的に化学物質管理はリスク評価に基づく管理にシフトしています。リスク評価に基づく管理では,化学物質の利用に伴う便益を最大限に活用するために,リスクに基づいてライフサイクルを通じて化学物質を適切に管理し,必要に応じてリスクの小さい代替物質を選択し,化学物質によるリスクを許容範囲内に抑える管理を行うことになります。
    物質代替は,リスクの最小化に向けた最適な管理の一つですが,代替物質を選択する際には,代替物質の使用により,当初のリスクに替わり別のリスクが発生し,リスク削減効果が相殺(リスクのトレードオフ)されたり,代替物質の使用によりリスクが増大することは回避しなければなりません。

    本研究開発プロジェクトでは,ヒト健康や生態へのリスクが懸念される化学物質を同一用途群に属する他の物質に代替する場合に,暴露情報や有害性情報の多寡にかかわらず,被代替物質のリスクと代替物質のリスクを科学的・定量的に比較し,費用対効果等の社会経済分析も行うことができる「リスクトレードオフ解析手法」を開発し,あわせて,これらの手法を適用して,リスクトレードオフ評価書を作成し,公開することを目標としました。

研究開発の概要

研究開発項目

研究成果

用語の解説