ナノリスクネットパネル
ナノリスクに関するネットパネル事業について
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事業の進め方
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AIST・RISS 産総研(AIST) 安全科学研究部門(RISS)
NIMS
MUFG
背景と目的

目覚しい進展を遂げている工業ナノ材料について、そのリスク(以下「ナノリスク」)問題が社会の耳目を集めつつあります。

これまでは、ナノスケールの構造に由来する特殊な有害性といった基本的な問題についても、科学的合意が得られずにおりました。しかし最近では、有害性試験の解釈において考慮すべき要素が数多く存在すること、したがって試験結果の意義については慎重に判断する必要があることが、科学者・工学者間の共通認識となりつつあります。

社会での過去の様々なリスクの取り上げられかたを省みた場合、今後ナノリスクについても、特定の研究成果が部分的な解釈の下で報道される、といったことが懸念されます。ナノリスクがどのように管理されるべきかを、社会が適正に判断するためには、一つ一つの研究成果について、多くの科学者・工学者が総合的にその意義を検討し、不確実性の所在を明らかにしていく必要があります。

このような背景から、独立行政法人産業技術総合研究所安全科学研究部門(以下「RISS」)は「ナノリスクに関するネットパネル」事業を実施することといたしました。

この事業は、ナノリスクに関する主要な論文について、複数の専門家によるそれぞれの専門分野の見地からのコメントを、記名でホームページ上に公開する試みです。ホームページの読者としては、一般市民、マスコミ、行政、企業を想定しております。

複数の専門家のコメントを通じ、読者は論文の内容、意義、問題点を知ることができます。また同時に、一つの論文や試験結果について、多様な意見や考え方が存在するという、科学の現状についても理解が進むと思われます。このような理解の促進が、ナノリスク問題の冷静かつ科学的議論の基礎となることを期待しております。