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化学物質安全対策(製品含有化学物質の経皮・経口及び吸入暴露に係る調査)

室内環境下において、消費者製品に含まれる化学物質への暴露による健康影響や製品事故等は、依然解決されていない。これらの対策に必要な、消費者製品に含まれる化学物質に対する現実的な暴露評価を可能とすることを目的として、以下の項目について調査・研究・開発を実施した。
(1) 暴露評価に必要な製品に関するデータの収集
1) 製品の室内存在量に関する調査
2) 製品中化学物質含有率調査
3) 製品に使用される主たる材質についてのマテリアルフロー調査
4) 製品の使用についてのアンケート調査
日本の一般的な世帯に存在する代表的な製品の種類と数量、製品に含有する化学物質量、製品の使用の状況などについての基本的なデータを得ることができた。
(2) 製品から媒体への排出移行速度推定手法開発
1) 製品から室内空気への化学物質の放散に関する試験、調査
2) 製品からハウスダストへの化学物質の移行に関する試験、調査
製品含有化学物質の室内空気およびハウスダストへの排出移行速度について、時間変化、製品材質の影響、化学物質物性の影響などについて、試験によって明らかにした。
(3) 暴露量推定手法の開発
1) 製品からの暴露シナリオに関する調査
2) 吸入暴露評価のための多様な居住空間情報推定手法の開発
3) 経皮・経口暴露シナリオの構築
国内外の製品暴露評価ツールで用いられている暴露シナリオについて整理した。吸入暴露評価に必要な多様な居住空間情報(部屋種類別の設置個数や換気回数など)を推定する手法を開発するとともに、経皮・経口暴露評価において対象とする暴露シナリオの構築と課題の抽出を行った。

研究担当者