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爆発影響低減化の技術基準の作成に関する研究

研究番号:財団等共同研究費(社団法人全国火薬類保安協会 共同研究費)

中山 良男 

目標:

火薬庫の周囲に設置される土堤の防護性能を評価するために、野外での実証実験を行い、技術資料を収集する。

研究計画:1/10スケール(含水爆薬40kg)の地上式一級火薬庫モデルの爆発実験を全5ショット行う。土堤の高さは400mm(現行基準)に統一し、厚さ20mmの鉄筋コンクリート製擁壁(以下、RC)を使用した片側垂直土堤、火薬庫出口から土堤までの距離を2倍とし、厚さ20mmのRCを使用した片側垂直土堤、補強土を用いた片側垂直土堤、厚さ40mmのRCを使用した片側垂直土堤の防護性能を検討する。また、片側垂直土堤に使用されるコンクリート擁壁が爆発により破砕されて発生する飛散物について、薬量のスケール効果を検討する。

研究進捗状況:

爆風や地盤振動に対する片側垂直土堤の防護性能は、火薬庫から片側垂直土堤までの距離に依らず基準土堤とほぼ変わらないことが確認された。一方、片側垂直土堤の構造体である擁壁自体が飛散物の発生源となること、火薬庫からの土堤までの距離を長くすることで飛散物

の飛散距離は短くなることが実験で示された。コンクリート擁壁から発生する飛散物については、薬量の増大に従って飛散物の速度が大きくなり、最大飛散距離も大きくなることがわかった。さらに、その関係を薬量のべき乗則で整理できることを確認した。また、土堤を構成する土砂の吹き上がる高さや拡がり半径については、薬量によるスケール化則に従うことが確認された。

研究担当者