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EAS諸国における再生可能エネルギーの持続的な活用

研究番号:財団等受託研究費(東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA, Economic Research Institute for ASEAN and East Asia)受託研究費)

工藤 祐揮 

エネルギーは経済の推進力であるが、東アジアサミット(EAS)諸国は再生可能エネルギーのポテンシャルが高いにもかかわらず、現状ではエネルギーのほとんどを輸入化石燃料に依存している。再生可能エネルギーは輸入化石燃料依存度の低下だけでなく、農村部での近代的エネルギーへのアクセス拡大に利用することにより、環境や社会経済的状況の改善にも期待が寄せられている。しかし再生可能エネルギー資源には地域偏在性があり、農村での資源利用可能性やエネルギーニーズを考慮した利用を図らないと、持続可能な形態で将来にわたって利用されない可能性が懸念される。本研究では、EAS諸国における再生可能エネルギーの持続的な活用のあり方を、EAS加盟7カ国・10人のメンバーから構成される研究チームで検討している。

平成25-26年は、EAS諸国におけるエネルギー需給、再生可能エネルギー利用状況および、再生可能エネルギー普及支援策について取りまとめた。また各国の農村地域における小規模再生可能エネルギー事業(小水力、太陽光、風力、バイオマス、バイオガス)の中から特徴的なものを対象とした調査を行い、事業や対象地域の人口規模、社会経済的状況、事業実施により地域が得た便益などについて把握した。これらに基づき、再生可能エネルギーの持続可能な活用の要件を、トリプルボトムラインの観点(環境・経済・社会の3側面)から抽出する。

研究担当者