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プラットフォーム化を目指した日常行動に関わるLCAデータの整備と教材開発-家事行動に関する算定ツールの開発-

家庭部門における環境負荷削減のために、市民の環境意識の向上、環境負荷の少ない行動への転換が求められている。家庭部門に由来する環境負荷削減のために、政府が「チャレンジ25キャンペーン」を掲げ環境負荷の少ないライフスタイルを提案したり、行政や企業等が環境家計簿を配布し各人の生活から排出される環境負荷の見える化を実施しているものの、いまだ国民的な広がりは見られない。より多くの市民が環境負荷削減に取り組めるような施策が必要である。このような背景の中でプロジェクト全体では、環境教育に利する魅力的な教材やツールを社会に効率的に提供していくために、専門家に限らず幅広い開発主体が容易に使用できるインターフェース(API)を装備した、日常行動に関わる、きめ細やかかつ科学的信頼性の高いLCAデータベースの整備を研究目的に掲げている。本サブテーマでは、LCAデータベースの整備を担当し、家事行動に関する環境負荷算定ツールの開発を目指している。

本年度は、日常生活の中で特に家事行動を対象に、既往研究・既存データ等を幅広く抽出し、LCA評価に利するデータ(元となるエネルギー消費量等)を収集した。また、家事行動は個人差が大きいため、変動する要因を変数とした環境負荷算定ツールを作成した。作成したツールを活用して、消費者が行動選択しうる行動セットに対し環境負荷を算定し、既往データと比較を行い、それぞれの算定の背景やシステム境界を整理し、統一した算定基準に則ったデータとして整備した。さらにこれらの調査を通じて、独自にLCA算定すべき行動群を明らかにした。

研究担当者